周辺のチェックポイント

部屋はもちろんですが、暮らすことになる町そのものも大切なポイントです。 後悔のない部屋を見つけるためにも、住みやすい町であるかどうかを見極めましょう。

まずは歩く
物件まで車で案内された場合は、駅からの距離やそこまでの道路環境などを見落とす結果になりがちです。 そんなときは、もう一度公共交通機関を使い、歩いて下見をしましょう。 その際、物件の周囲をじっくり歩いて回り、騒音や悪臭などの環境を自分の五感で確かめることも重要です。 また、週末とウィークデー両方の下見はもちろん、昼間と夜間のどちらも下見するようにしたいものです。
周辺環境
交通の便・道路環境・騒音や臭い・コンビニや銀行など、あらゆる状況を考えて、広い範囲に目を向けましょう。
バス、電車の便、最終時間
不動産会社のデータは、記入後に変更になっていることもありますから、バスや電車の路線、所要時間、そして最終時間は必ずチェックしましょう。 最寄りの駅からバスなどを乗り継ぐ場合は、夜間にタクシーが拾いやすいかどうかも要チェックポイントです。
夜道は安全ですか
特に女性の場合は、最寄りの駅や駐車場から物件までの道が夜間でも安全かどうかは必ずチェックしましょう。 昼間は人通りが多くても、夜になるとさっぱり人通りがない、という場所も意外に多いものです。

外観のチェックポイント・室内のチェックポイント

下見の際、間取りや室内にばかり気を取られていて、意外に見落としやすいのが外観や敷地内のことです。 住み始めれば、わが家も同然ですから、しっかりと注意したいポイントです。

日当たり
日当たりが良い方角といえば、東向きと南向きになります。 しかし、建物の周囲に高いビルがあったりして、下見のときには日が当たっていても、時間によっては日陰になることがあります。 事前に住宅地図などで方角を確認し、周囲を見渡してみることを忘れないようにしましょう。
管理は行き届いていますか
下見の際、必ずチェックしたいのが、ゴミ捨て場、駐輪場・駐車場の使い方、廊下・階段などの清掃具合です。 こうした共用部分は、大家さんや管理会社がしっかりしていれば、いつでも快適な状況になっているはずです。 また、入居者の質を見極める物差しにもなります。 入居してからイヤな思いをしないように、最初にしっかりと目を光らせたいポイントです
駐車場の使いやすさ
敷地内に駐車場を確保してある場合、必ず自分の借りるスペースにクルマを実際に入れてみることも忘れないようにしましょう。 特に運転に自信がない人は、隣のクルマや壁などが気になるものです。 どうしても使いにくい場合は、不動産会社に近くの駐車場を探してもらうくらいの気持ちでいましょう。
窓や扉の開閉をチェック
窓の開閉がスムーズに行なえるかどうかを調べます。 開けられる扉はすべて開けてみましょう。 そしてロックの掛かり具合も忘れずにチェックしましょう。 また、このとき隣室との視界や、近くの建物や道路からの目線も確認しましょう。
広さのチェック
一般に、賃貸広告や不動産会社の間取図における部屋の広さは、畳の枚数で何畳かを表示しています。 1畳の広さの基準は「1.62~1.65平方メートル」と決められていますが、実際に自分の目やメジャーで確認して下さい。